ローマンカモミールってどんな味?ジャーマンカモミールティーとの違いを実際に飲み比べてみた
こんにちは。
今回は、ローマンカモミールティーを実際に飲んで、香り・色・味をレビューします。また、私が長年飲んできたジャーマンカモミールとの違いも飲み比べながらご紹介します。
先に結論からいうと、私が飲んだローマンカモミールティーは、淡い甘みと、少し草っぽい素朴さのある味でした。
乾燥した状態ではかなり甘く強い香りがするのですが、お湯を注ぐと香りは意外なほど控えめになります。
ジャーマンカモミールと比べると、香り・色・味の印象もかなり違いました。
あくまで私の体験記にはなりますが、
「ローマンカモミールティーってどんな味?おいしいの?」
「ローマンカモミールの香りはどんな感じ?」
「ジャーマンカモミールとの違いって?」
と気になっている方の参考にしていただけたら嬉しいです。
▼目次
ローマンカモミールとジャーマンカモミールは別の植物
私にとって、カモミールといえばずっとジャーマンカモミールでした。
育ててきたのも、ハーブティーとして飲んできたのもジャーマン。
なので、「カモミール」と聞いて私が思い浮かべる香りや味は、当然ジャーマンカモミールのものでした。
そんなあるとき、偶然ローマンカモミールの存在を知りました。
「へえ、ローマンって種類もあるんだ。フランスとかで親しまれてきたカモミールなの?」
とほんのり気になり始めました。
その後、さらにローマンカモミールには、ダブルフラワーの品種もあることを知り、興味がむくむくと。
何せぽんぽんとした花がとてもかわいいのです。
これは一度実物を見てみたい。
そんな軽い気持ちでハーブティーを買ってみました。
![]() |
| 届いたローマンカモミールの花。かわいいドライフラワーって感じです。 |
そして実際に飲んでみたところ……
えっ、私の知っているカモミールと全然違う。
かなり驚きました。
香りも、味も、ハーブティーにしたときの印象も、ジャーマンカモミールとあまりにかけ離れていました。
それもそのはず。
実は、ジャーマンカモミールとローマンカモミールは同じ植物ではありません。
驚きました。驚いてばかりですね。
どちらもキク科の植物ですが、植物学的には別の種類。
ジャーマンカモミールはMatricaria chamomilla、ローマンカモミールはChamaemelum nobile。
「カモミール」という同じ名前で呼ばれているので、私はてっきり似たようなものだと思っていたのですが、実際に飲んでみると、この別種の事実をかなり実感することになりました。
逆になぜどちらも「カモミール」って呼んでるんでしょう。不思議ですね。
| ちなみにこれが乾燥したジャーマンカモミールの花。全然違いますよね。 |
ローマンカモミールの香りは?乾燥した状態ではかなり甘い
まず、乾燥した状態のローマンカモミールを袋から出してみます。
ここでいきなり驚きました。
ジャーマンカモミールと香りが全然違う。
私には、カモミールというより、どちらかというとオレンジフラワーに似た香りに感じられます。
かなり強めの香りです。
それも、甘ーいチョコレートのような香りというか。
ただ、オレンジフラワーを「苦みのあるチョコレート」に喩えるとすると、ローマンカモミールはもう少し酸味のあるチョコレートという印象。
この説明伝わるんでしょうか。
何にせよ、かなり濃い甘い香りです。
私がいつも飲んでいるジャーマンカモミールの、あの優しい香りとは全然違いました。
「これもカモミールなの?」
という感じです。
とても甘くていい香りなのですが、やはり別種感をひしひしと感じます。
ローマンカモミールティーの香りは?お湯を注ぐと意外と控えめ
さて、では実際にハーブティーにしてみるとどうなるのか。
何せあの強く甘い香りです。
さぞ香りの強いお茶になるのだろうと思っていたのですが、意外なことに、お湯を注いでしばらくすると、
「あれ? さっきの香りはどこへ?」
といった感じに。
驚くほど香りが控えめになりました。
思いきり吸い込むと、ほのかに草っぽい甘さを感じる……? といった程度。
乾燥状態からの変貌にまたびっくりです。
何度でも驚かせてくれます。
ローマンカモミールティーの色は?
色も、ジャーマンカモミールとは違いました。
ローマンカモミールのハーブティーは、薄い緑色という感じ。
ジャーマンカモミールは黄色みの強い澄んだ黄緑色で、比較的しっかり色が出ますので、それに比べるとかなり淡い印象です。
香りもあまりしない上に、色も薄い。
ジャーマンカモミールに比べると、お茶そのものの存在感が何となく控えめに感じます。
▼ジャーマンカモミールについてはこちらでレビューしています
【カモミールティー(ジャーマン)はまずい?おいしい?どんな味?香りや甘みを実際に飲んでレビュー】
ローマンカモミールティーはどんな味?
さて、一番気になる味ですが、意外にも味はしました。
ほぼ香りがないので味も無味に近いのかと思ったのですが、そんなことはなかったです。
ほのかな甘みがあります。
ただし、ジャーマンカモミールのような、ふわっと広がる穏やかな甘みとはかなり違います。
私には、何となく草っぽさがある味に感じられました。
苦い、とまではいかないのですが。
完全にまろやかな甘さではなく、植物そのものを感じるような草っぽさがあります。
「これ、何に近いだろう?」
と考えてみると、私にはジャスミンが少し近いように思えました。
ただ、ジャスミンにはもっと「お茶」らしい感じがあります。
ローマンカモミールは、それよりもずっと素朴。
ジャスミンが少し品のあるお茶だとしたら、ローマンカモミールはもっと野原寄りという感じです。
そして、やはりジャーマンと比べると、ローマンカモミールの味はかなり淡いと感じました。
私の中では、リンデンフラワーと同じくらい。
ただ、リンデンフラワーのほうがシンプルにまろやかです。
ローマンカモミールは、そこに少し草原のような雰囲気が加わる感じ。
なので、
ジャーマン=穏やかな甘みのひだまり
ローマン=淡い甘みと草原のような素朴さ
という感じかもしれません。
ローマンカモミールはまずい?クセはある?
「ローマンカモミールはまずいの?」というところも気になると思います。
結論からいえば、私自身は、まずいとは感じませんでした。
ただ、ジャーマンカモミールのような、ふわっと広がる甘い香りや穏やかな甘みを想像して飲むと、かなり印象が違うと思います。
ローマンカモミールには、淡い甘みの中に少し草っぽい素朴さがあります。
そのため、私の感覚では「まずい」というより、ジャーマンとはかなり違う味わいという印象でした。
ハーブティーを飲み慣れている私の場合は、それほど飲みにくいとは感じませんでしたが、味の好みは人それぞれ。
甘く華やかなハーブティーを想像している場合は、少し意外に感じるかもしれません。
ローマンカモミールは見た目もかわいい
ローマンカモミールには、味や香りとは別の魅力があります。
見た目がとにかくかわいいこと。
ぽんぽんとした小さな花が、お湯の中でゆらゆら揺れている、この姿を眺めているだけでも楽しいです。
| どうでしょう。たんぽぽみたいでかわいいですよね。 |
ジャーマンカモミールももちろんかわいらしいのですが、私はこちらのほうが「見た目を楽しむ」という意味では好きかもしれません。
ブレンドの中に一つ浮かべるだけでも、かなり気分が上がります。
味や香りだけではなく、こういった視覚的な楽しみ方ができるのも、ハーブティーのいいところだと思います。
個人的には、ローマンカモミールはポプリにも向いていそうだなと思っています。
乾燥した状態では香りがかなりしっかりしていますし、ぽんぽんとした花の形も◎
お茶として飲むだけでなく、香りと見た目を楽しむハーブとしても面白そうです。
ジャーマンとローマンの違いを飲み比べてみた
実際に飲み比べてみると、私には特に「香り」と「味」の違いが大きく感じられました。
簡単にまとめると、こんな感じです。
| 項目 | ジャーマンカモミール | ローマンカモミール |
|---|---|---|
| 乾燥時の香り | 甘やかで優しい | 強め。甘いチョコレートのよう |
| 淹れたときの香り | 花とりんごのよう | ほのかな草っぽい甘さ |
| 色 | 黄色みの強い黄緑色 | 薄い緑色 |
| 味 | 穏やかな甘み | 淡い甘み+草っぽさ |
| 印象 | 日差し強めのひだまり | 草原 |
もちろんこれは、あくまで私が飲んで感じた個人的な印象です。
同じハーブでも、感じ方には個人差があります。
ただ、私自身は飲み比べてみて、「同じカモミールだから似た味だろう」と思っていたのが完全に覆されました。
本当に、どうして両方「カモミール」と呼ばれているのか、重ね重ね不思議です。
ローマンカモミールとジャーマンカモミール、どっちがいい?
これは完全に私の好みですが、普段飲むなら、味も香りも私はやっぱりジャーマンカモミールの方が好きかもしれません。
私にとってカモミールといえば、長年親しんできたジャーマンカモミールでしたので、飲み慣れているというのも多分にあると思います。
ですが、実際に取り寄せて飲んでみると、ローマンにはローマンの面白さがありました。
「ローマンカモミールって、見た目から香りから味までこんなに違うんだ」
と、かなり新鮮でした。
乾燥した状態では強く甘い香りがするのに、淹れるとかなり控えめになる。
味もジャーマンより淡く、少し草原のような雰囲気がある。
そして花は存在感があってかわいい。
「いつものカモミールとはちょっと違うものを飲んでみたい」というときには、こういった違いを楽しむのも面白いかもしれません。
まとめ|ローマンカモミールを実際に飲んでみて
今回は、ローマンカモミールが気になっている方へ向けて、ジャーマンカモミールとの違いを私なりにまとめてみました。
ローマンカモミールは、私が長年親しんできたジャーマンカモミールとは、かなり印象の違うハーブでした。
私が実際に飲んで感じた特徴をまとめると、
・乾燥時は強く甘い香り
・淹れると香りはかなり控えめ
・味は淡く、ほのかな甘みと草っぽさがある
・ジャーマンカモミールより全体的に淡い印象
・ぽんぽんとした花がかわいく、見た目も楽しめる
という感じでした。
「カモミール」という名前だけを見ると、ジャーマンと似た香りや味を想像してしまいますが、実際にはかなり違っていました。
私にとっては、ジャーマンが「ぽかぽかのひだまり」なら、ローマンは「草原」という感じ。
ローマンカモミールを試してみようか悩んでいる方のご参考になると嬉しいです。
それでは。
