ローマンカモミールってどんな味?ジャーマンカモミールティーとの違いを実際に飲み比べてみた

こんにちは。

今回は、ローマンカモミールティーを実際に飲んで、香り・色・味をレビューします。また、私が長年飲んできたジャーマンカモミールとの違いも飲み比べながらご紹介します。

先に結論からいうと、私が飲んだローマンカモミールティーは、淡い甘みと、少し草っぽい素朴さのある味でした。

乾燥した状態ではかなり甘く強い香りがするのですが、お湯を注ぐと香りは意外なほど控えめになります。

ジャーマンカモミールと比べると、香り・色・味の印象もかなり違いました。

あくまで私の体験記にはなりますが、

「ローマンカモミールティーってどんな味?おいしいの?」

「ローマンカモミールの香りはどんな感じ?」

「ジャーマンカモミールとの違いって?」

と気になっている方の参考にしていただけたら嬉しいです。

ローマンカモミールとジャーマンカモミールは別の植物

私にとって、カモミールといえばずっとジャーマンカモミールでした。

育ててきたのも、ハーブティーとして飲んできたのもジャーマン。

なので、「カモミール」と聞いて私が思い浮かべる香りや味は、当然ジャーマンカモミールのものでした。


そんなあるとき、偶然ローマンカモミールの存在を知りました。

「へえ、ローマンって種類もあるんだ。フランスとかで親しまれてきたカモミールなの?」

とほんのり気になり始めました。


その後、さらにローマンカモミールには、ダブルフラワーの品種もあることを知り、興味がむくむくと。

何せぽんぽんとした花がとてもかわいいのです。

これは一度実物を見てみたい。

そんな軽い気持ちでハーブティーを買ってみました。

乾燥したローマンカモミールの花
届いたローマンカモミールの花。かわいいドライフラワーって感じです。

そして実際に飲んでみたところ……

えっ、私の知っているカモミールと全然違う。

かなり驚きました。

香りも、味も、ハーブティーにしたときの印象も、ジャーマンカモミールとあまりにかけ離れていました。


それもそのはず。

実は、ジャーマンカモミールとローマンカモミールは同じ植物ではありません。

驚きました。驚いてばかりですね。

どちらもキク科の植物ですが、植物学的には別の種類。

ジャーマンカモミールはMatricaria chamomilla、ローマンカモミールはChamaemelum nobile。


「カモミール」という同じ名前で呼ばれているので、私はてっきり似たようなものだと思っていたのですが、実際に飲んでみると、この別種の事実をかなり実感することになりました。

逆になぜどちらも「カモミール」って呼んでるんでしょう。不思議ですね。

乾燥したジャーマンカモミールの花
ちなみにこれが乾燥したジャーマンカモミールの花。全然違いますよね。


ローマンカモミールの香りは?乾燥した状態ではかなり甘い

まず、乾燥した状態のローマンカモミールを袋から出してみます。

ここでいきなり驚きました。


ジャーマンカモミールと香りが全然違う。


私には、カモミールというより、どちらかというとオレンジフラワーに似た香りに感じられます。

かなり強めの香りです。

それも、甘ーいチョコレートのような香りというか。


ただ、オレンジフラワーを「苦みのあるチョコレート」に喩えるとすると、ローマンカモミールはもう少し酸味のあるチョコレートという印象。

この説明伝わるんでしょうか。

何にせよ、かなり濃い甘い香りです。


私がいつも飲んでいるジャーマンカモミールの、あの優しい香りとは全然違いました。

「これもカモミールなの?」

という感じです。

とても甘くていい香りなのですが、やはり別種感をひしひしと感じます。


ローマンカモミールティーの香りは?お湯を注ぐと意外と控えめ

さて、では実際にハーブティーにしてみるとどうなるのか。

何せあの強く甘い香りです。

さぞ香りの強いお茶になるのだろうと思っていたのですが、意外なことに、お湯を注いでしばらくすると、

「あれ? さっきの香りはどこへ?」

といった感じに。

驚くほど香りが控えめになりました。


思いきり吸い込むと、ほのかに草っぽい甘さを感じる……? といった程度。

乾燥状態からの変貌にまたびっくりです。

何度でも驚かせてくれます。


ローマンカモミールティーの色は?

色も、ジャーマンカモミールとは違いました。

ローマンカモミールのハーブティーは、薄い緑色という感じ。

ジャーマンカモミールは黄色みの強い澄んだ黄緑色で、比較的しっかり色が出ますので、それに比べるとかなり淡い印象です。


香りもあまりしない上に、色も薄い。

ジャーマンカモミールに比べると、お茶そのものの存在感が何となく控えめに感じます。


▼ジャーマンカモミールについてはこちらでレビューしています

【カモミールティー(ジャーマン)はまずい?おいしい?どんな味?香りや甘みを実際に飲んでレビュー】


ローマンカモミールティーはどんな味?

さて、一番気になる味ですが、意外にも味はしました。

ほぼ香りがないので味も無味に近いのかと思ったのですが、そんなことはなかったです。

ほのかな甘みがあります。


ただし、ジャーマンカモミールのような、ふわっと広がる穏やかな甘みとはかなり違います。

私には、何となく草っぽさがある味に感じられました。

苦い、とまではいかないのですが。

完全にまろやかな甘さではなく、植物そのものを感じるような草っぽさがあります。


「これ、何に近いだろう?」

と考えてみると、私にはジャスミンが少し近いように思えました。

ただ、ジャスミンにはもっと「お茶」らしい感じがあります。

ローマンカモミールは、それよりもずっと素朴。

ジャスミンが少し品のあるお茶だとしたら、ローマンカモミールはもっと野原寄りという感じです。


そして、やはりジャーマンと比べると、ローマンカモミールの味はかなり淡いと感じました。

私の中では、リンデンフラワーと同じくらい。

ただ、リンデンフラワーのほうがシンプルにまろやかです。

ローマンカモミールは、そこに少し草原のような雰囲気が加わる感じ。


なので、

ジャーマン=穏やかな甘みのひだまり

ローマン=淡い甘みと草原のような素朴さ

という感じかもしれません。


ローマンカモミールはまずい?クセはある?

「ローマンカモミールはまずいの?」というところも気になると思います。

結論からいえば、私自身は、まずいとは感じませんでした。

ただ、ジャーマンカモミールのような、ふわっと広がる甘い香りや穏やかな甘みを想像して飲むと、かなり印象が違うと思います。

ローマンカモミールには、淡い甘みの中に少し草っぽい素朴さがあります。

そのため、私の感覚では「まずい」というより、ジャーマンとはかなり違う味わいという印象でした。


ハーブティーを飲み慣れている私の場合は、それほど飲みにくいとは感じませんでしたが、味の好みは人それぞれ。

甘く華やかなハーブティーを想像している場合は、少し意外に感じるかもしれません。


ローマンカモミールは見た目もかわいい

ローマンカモミールには、味や香りとは別の魅力があります。

見た目がとにかくかわいいこと。

ぽんぽんとした小さな花が、お湯の中でゆらゆら揺れている、この姿を眺めているだけでも楽しいです。

お茶の中で揺れるローマンカモミールの花
どうでしょう。たんぽぽみたいでかわいいですよね。

ジャーマンカモミールももちろんかわいらしいのですが、私はこちらのほうが「見た目を楽しむ」という意味では好きかもしれません。

ブレンドの中に一つ浮かべるだけでも、かなり気分が上がります。

味や香りだけではなく、こういった視覚的な楽しみ方ができるのも、ハーブティーのいいところだと思います。


個人的には、ローマンカモミールはポプリにも向いていそうだなと思っています。

乾燥した状態では香りがかなりしっかりしていますし、ぽんぽんとした花の形も◎

お茶として飲むだけでなく、香りと見た目を楽しむハーブとしても面白そうです。


ジャーマンとローマンの違いを飲み比べてみた

実際に飲み比べてみると、私には特に「香り」と「味」の違いが大きく感じられました。

簡単にまとめると、こんな感じです。

項目 ジャーマンカモミール ローマンカモミール
乾燥時の香り 甘やかで優しい 強め。甘いチョコレートのよう
淹れたときの香り 花とりんごのよう ほのかな草っぽい甘さ
色 黄色みの強い黄緑色 薄い緑色
味 穏やかな甘み 淡い甘み+草っぽさ
印象 日差し強めのひだまり 草原

もちろんこれは、あくまで私が飲んで感じた個人的な印象です。

同じハーブでも、感じ方には個人差があります。

ただ、私自身は飲み比べてみて、「同じカモミールだから似た味だろう」と思っていたのが完全に覆されました。

本当に、どうして両方「カモミール」と呼ばれているのか、重ね重ね不思議です。


ローマンカモミールとジャーマンカモミール、どっちがいい?

これは完全に私の好みですが、普段飲むなら、味も香りも私はやっぱりジャーマンカモミールの方が好きかもしれません。

私にとってカモミールといえば、長年親しんできたジャーマンカモミールでしたので、飲み慣れているというのも多分にあると思います。


ですが、実際に取り寄せて飲んでみると、ローマンにはローマンの面白さがありました。

「ローマンカモミールって、見た目から香りから味までこんなに違うんだ」

と、かなり新鮮でした。

乾燥した状態では強く甘い香りがするのに、淹れるとかなり控えめになる。

味もジャーマンより淡く、少し草原のような雰囲気がある。

そして花は存在感があってかわいい。

「いつものカモミールとはちょっと違うものを飲んでみたい」というときには、こういった違いを楽しむのも面白いかもしれません。


まとめ|ローマンカモミールを実際に飲んでみて

今回は、ローマンカモミールが気になっている方へ向けて、ジャーマンカモミールとの違いを私なりにまとめてみました。

ローマンカモミールは、私が長年親しんできたジャーマンカモミールとは、かなり印象の違うハーブでした。

私が実際に飲んで感じた特徴をまとめると、

・乾燥時は強く甘い香り

・淹れると香りはかなり控えめ

・味は淡く、ほのかな甘みと草っぽさがある

・ジャーマンカモミールより全体的に淡い印象

・ぽんぽんとした花がかわいく、見た目も楽しめる

という感じでした。


「カモミール」という名前だけを見ると、ジャーマンと似た香りや味を想像してしまいますが、実際にはかなり違っていました。

私にとっては、ジャーマンが「ぽかぽかのひだまり」なら、ローマンは「草原」という感じ。

ローマンカモミールを試してみようか悩んでいる方のご参考になると嬉しいです。

それでは。