『オークの樹の下』レビュー|一途なヒーローと成長するヒロインの魅力が光る恋愛ファンタジー
こんにちは。
本日はイチオシウェブ漫画『オークの樹の下』の感想(という名の布教)です。
すでに大好きだよー!という方にも、そうそうーと楽しんでいただけたら嬉しいです。
▼目次
- 作品情報・あらすじ
- リフタンの魅力|一途すぎるヒーロー
- マクシーの魅力|応援したくなるヒロイン
- 両片想い好きにはたまらない|王道のすれ違い
- 世界観も魅力的|安心して読めるファンタジー
- 原作小説もおすすめ
- まとめ
作品情報
作品名:オークの樹の下
原作:Kim Suji
脚色:Seomal、namu
作画:P
ジャンル:恋愛・ファンタジー
配信:LINEマンガ、めちゃコミック、コミックシーモア、ピッコマなど(私はLINEマンガで無料で読んでます)
こんな人におすすめ
- たくましく安心感のあるヒーローが好き。
- ヒロインの成長を応援したい。
- すれ違い(両片想い)が好き。
- 綺麗なドレスのデザインが好き。
- ファンタジーが好き。
あらすじ
非常にざっくりいうと、実家で虐げられていたヒロインが、政略結婚により幸せになるという超王道ストーリーです。
ヒロインの名前はマクシミリアン(マクシー)。
高貴な公爵令嬢という生まれながら、吃音と容姿を理由に実父から虐待されて育ちます。
ヒーローはリフタン。
平民出身ですが、鬼のような強さで成り上がり、アナトールの領主となりました。
物語は、マクシーの父(クロイソ公爵)がリフタンにマクシーを嫁がせ、引き換えにドラゴン討伐を押し付けたことから始まります。
二人は初夜を過ごしたものの、翌朝にはリフタンはドラゴン討伐へと出発。
それから三年、リフタンは厳しい戦いの果てにドラゴンを討伐し生還。
英雄となり、同行した美しい魔法使いアグネス王女との縁談まで持ち上がります。
これを聞いたクロイソ公爵は激怒。
家の恥だとマクシーを罵り、離縁などされようものならと脅します。
一方、マクシーにしてみれば、たった一夜を義務的に過ごしただけの吃音でみすぼらしい自分と、強く美しい王女とでは、どちらを取るかなど比べるまでもないと震えることしかできません。
しかし、二人の予想に反し、リフタンは帰還後真っ先にクロイソ城に押しかけ、有無を言わさずマクシーを自分の領地へと連れ去ります。
てっきりその場で離縁されるものと思っていたマクシーはひたすらに困惑。
ここから、すれ違う二人のアナトールでの生活がスタートします。
ストーリーに関わるネタバレは控えますが、好きポイントをいくつか語らせてください。
リフタンの魅力|一途すぎるヒーロー
俺は既婚者だふざけるなとばかりに、王女との縁談をばっさり。
遠征中はずっとマクシーのことを考えていたとこぼします。
それだけの愛を抱いていたがゆえに、結婚後も三年間実家から離れず、領地に移っていなかったマクシーに怒りを覚え、ぶつけます。
ぶつけますが、マクシーのことが好きなのですぐに絆されます。
(ちなみに、マクシーは迎えが来ていたことさえ知りませんでした。全部クロイソ公爵が悪いです)
威圧的で不器用なたくましいイケメンが、好きな子の前でだけ甲斐甲斐しくもちょろくもなる姿が拝めます。
マクシーの魅力|応援したくなるヒロイン
まず、読んでみようと思ったきっかけがマクシーのビジュでした。
ふわふわの綺麗な赤毛。そばかす。大きな目。柔らかい雰囲気。
リフタンが彼女の髪を褒めるシーンは、私も赤べこのようにうなずいていました。
何より、虐待されて育った彼女が、リフタンの愛によって少しずつ安心を知り、友人を得て世界を広げ、自分の居場所を作り上げていく様に引き込まれます。
幸せを失うのがこわいと思ったり、役に立つ自分にならなければと焦ったり。
等身大のヒロインで、応援したくなる魅力があります。
あと、着ているドレスが全てかわいい。
色使いやデザインが本当に素晴らしいです。
ドレス集みたいな画集があったらぜひ購入したい……偉い人お願いします……。
両片想い好きにはたまらない|王道のすれ違い
序盤から、双方相手は嫌々結婚したのだと思い込んでいます。
ですが、リフタンが行動的なのでそれほど重苦しくはなりません。
彼女にとっては不本意な結婚だっただろうが、必ず誰よりも幸せにしてやると決心しています。
彼女が公爵令嬢だったことを鑑み、服や装飾品をばんばん贈り、苦労はさせないと言葉と行動で示します。
一方、マクシーはその度に不安になります。
もし、自分が大切に育てられた公爵令嬢ではないと気づかれたら。
ドラゴン討伐と引き換えに得た妻が、吃音で冴えない爪弾きものだと気づいたとき。
彼はどう思うだろう。
私はこのあたりは「彼女の生い立ちを考えれば無理からぬこと」と感じるので、シンプルに「がんばれー!」と思っています。
が、ひょっとすると、タフで溌剌としたヒロインがお好きな方にはちょっとストレスだったりするかもしれません。
結構後ろ向きに感じられるところもあるのかなと思います。
私はそんな過去と傷も含めて彼女というキャラクターの魅力だと思っているのですが、竹を割ったようなヒロイン至上主義な方はちょっと注意です。
ともあれ、マクシーは生まれて初めて得た居場所、リフタンのそばから離れたくないと願うようになります。
そのためにはどうしたらいいだろうと、少しずつ行動を始めます。
二人はすれ違いつつも、少しずつ絆を育んでいきます。
世界観も魅力的|安心して読めるファンタジー
基本的に二人の関係に焦点が当たっているので、城での出来事が中心です。
もちろんトラブルはありますが、アナトールには基本的に極悪人がいないことに加え、最強のセコム(リフタン)がいるので安心して読み進められます。
ルースという魔法使い(イケメン)との友情も見どころだと思います。
ルース人気だなと思います。私も好きです。
ちょっと口は悪いけど、裏表がなくて親切で面倒見がよくて、やる気そんななさそうなのに責任感はしっかりある、めちゃくちゃ能力の高い魔法使いなんて嫌いな人います……?
ルースのからかいにマクシーがしっかり言い返してるのがかわいいです。
いいコンビだなと思います。
それから、わりとしっかりしたファンタジーの世界なので、お料理とか服装とか城内や町の様子とか、素敵だなーと思いながら読んでます。
ちなみにジブリではハウルが好きです。
今後終幕に向けて大きくストーリーが動くこともあるかもしれませんが、まあ、リフタンならなんとかするだろうなと思います。
フィジカルもメンタルもブレインもすこすぎる。
彼の役に立ちたいマクシーも努力を重ねていますし、ルースをはじめとしたレムドラゴン騎士団も強すぎるので、何があってもまあ大丈夫だろうと安心して読んでいます。
原作小説もおすすめ
実はこの漫画、韓国のウェブ小説が原作です。
ぜひとも原作小説も読みたいと思った2023年時点では日本語版がなく、
「韓国語を勉強するか?」
と本気で悩みましたが、悩んでいるうちに、2025年に日本語版の小説が出版されました。よかった。
すぐに購入し、読みましたが、やっぱり買ってよかったです。
言葉の使い方も綺麗ですし、漫画以上に登場人物の心情描写が丁寧に書かれています。
また、漫画では省略されている部分もしっかり書かれています。
リフタンの重い愛が見え隠れして大変よろしいです。(※個人の意見です)
どちらかというと、小説版の方が、二人の距離が縮まっていく様子が丁寧に伝わってくる気がします。
が、漫画は漫画で「顔がいい」「服がいい」という楽しみ方があるので、ご興味のある方はまず無料で楽しめる漫画から入ってみるといいのではないかなと思います。
詳細な小説版の感想もまたそのうちに。
まとめ
ひたすら好きな漫画について語ってしまいました。
色々なシーンを思い返すのも楽しかったです。
ウェブ漫画は色々読んできましたが、小説まで買ったのはこの『オークの樹の下』が初めてでした。
『トッケビ』といい、『トワイライト』といい、鬼のように強い男がかよわい(少なくともそう見える)女に夢中になる話が好きなのでしょうか。
知らんがなですね。
なんにせよ、この漫画の魅力を少しでも伝えられていたら嬉しいなと思います。
趣味が合いそうだなという方は、お時間があるときにでもぜひまた息抜きにいらしてください。
それでは。
▼私が読書好きな理由
【読書の魅力と楽しみ方|私にとって読書は旅であり、休憩所】